音声|合成音声だけになっていないか
ゆっくり、ずんだもんなど合成音声を使っている時点で「再利用、繰り返しの多いコンテンツ」が原因で収益停止になることは確実です。必ずきます!全編を肉声にする必要はありません。冒頭と締めだけでも入れられないか、クライアントと相談する余地があります。
2026.08.04 / ポモドーロ作業会 & 交流会
28本のうち、1本だけが違う。判定はここを見ている。
非属人チャンネルに納品している制作者のための、11項目の診断と、再申請に備えて手元に残しておくものの一覧です。
これは「動画が消される」話ではありません。広告収益が付かなくなる話です。
コミュニティガイドライン違反(動画削除・チャンネル停止)とは、原因も対策も別物です。クライアントに説明するとき、ここを取り違えると話が噛み合わなくなります。
チャンネルページを開いて、下の11項目を上から見ていってください。当てはまるものにチェックを入れると、画面下に判定が出ます。3つ以上で要対応です。
PART 1
所要5〜8分。1つのチャンネルを見終わったら、画面下の「リセット」で次の人に移れます。
必須3項目
ここが欠けていると、他が揃っていても危険側に入ります。
ゆっくり、ずんだもんなど合成音声を使っている時点で「再利用、繰り返しの多いコンテンツ」が原因で収益停止になることは確実です。必ずきます!全編を肉声にする必要はありません。冒頭と締めだけでも入れられないか、クライアントと相談する余地があります。
合成音声やテロップで入れるのもいいですが、その音声・文章の元になっている台本のオリジナリティ証明が難しいので、これも「再利用されたコンテンツ」の原因になる可能性が高いです
キャラクターが何度も同じ状況に置かれ、同じ結末を迎える動画公式は逆側も明記しています。
シリーズものや商品レビューのように似たパターンの動画が続くチャンネルでも、動画ごとにストーリーや焦点、コンセプトが異なれば収益化できるテンプレートの再利用そのものは、公式が明確に許容しています。死因は型ではなく、中身まで同じであることです。
外形要件
判定は主に自動システムが行い、内容ではなく外形で見られます。「中身は手をかけているから大丈夫」は通用しません。
「量産されたコンテンツ」にあたるかどうかの私なりの判断基準は【代わりがきく動画か】だと思っています氏が示した因果は、機械音声・AI生成素材・フリー素材の多用 → 運営者の顔や声が見えない → 誰でもマネやコピーができる → 「代わりがきく」、という順序です。中間項は運営者の可視性であり、素材の種類はその原因にすぎません。
2026年7月の明確化で顕在化
新しく書き足された2カテゴリーに対応する項目です。
全体俯瞰
1本ずつではなく、チャンネルを引いて見たときの印象を確認します。
1本単位ではちゃんと作っているように見えても、チャンネル全体で並べると量産品に見える。これは「中身の品質」の話ではなく、「外から見たときの構造」の話
PART 2
クライアントにそのまま渡せる手順です。
さかい氏は「再審査請求動画の作り方を失敗しなければ収益は1日もかからずに復活できる」と述べていますが、公式の記載は上記のとおりです。クライアントに伝える際は公式の日数を使ってください。期待値を誤らせると、関係に直接響きます。
PART 3
再審査請求で求められるのは「良い動画を作ったか」ではなく、良い動画を作ったと証明できるかです。
そして非属人チャンネルのクライアントの多くは、これができません。台本をどう作ったか、素材をどこから取ったか、編集画面がどうだったか——記録がないからです。
この記録は、制作を受託している側にしか作れません。
「収益化が止まったとき、YouTubeは制作プロセスの証拠を7日以内に求めてきます。それを出せるのは制作を担当している私たちだけです。納品物とセットで、証明資産も残す運用にしませんか」
下の6点は、もともと現場にあるものです。捨てているか、整理していないだけ。整理して渡す運用に変えるだけで、単価根拠と乗り換えられにくさが同時に手に入ります。
格納場所を1つ決めて、案件ごとにフォルダを切ってください。通知が来てから48時間で集められない置き方では意味がありません。
| TIME | 内容 | 使う素材 |
|---|---|---|
| 0:00–0:30 | チャンネルURLを画面に出して読み上げ。誰が運営しているか名乗る | クライアント本人の肉声。代行不可 |
| 0:30–1:30 | 企画・台本の作り方を実演。版履歴を画面共有し、白紙から書き上がるまでを見せる | 01・06 |
| 1:30–3:00 | 編集工程を実演。素材を並べ、テロップを打ち、書き出すまで | 02・03 |
| 3:00–4:00 | オリジナル素材の制作過程。図解のレイヤーを開いて示す | 04 |
| 4:00–5:00 | チャンネル全体の話。毎回テーマも結末も違うことを、直近動画を並べて説明 | サムネ一覧 |
冒頭の名乗りは、クライアント本人でないと弱くなります。「顔出しは絶対嫌」という場合でも、声だけ・手元だけで成立します。ただし事前に決めておかないと、通知が来てから揉めます。
受注時の確認事項:「収益化が停止された場合、再審査請求動画で誰が話しますか?」
聞かれたときに答えられるように。
YouTube広報は今回の更新を「新しいポリシーではなく、ルール自体も変わっていない」と説明しています。従来「量産型のコンテンツ」でまとめられていた記述を、3カテゴリーに分けて具体化したものです。
取り締まりの根拠は2025年7月から一貫しており、2026年1月下旬から運用が厳格化された流れの延長線上にあります。「7月以降だけ気をつければいい」は誤解です。
2026年8月4日時点の確認では、公式ヘルプの冒頭告知が「2025年7月15日」のまま、見出しも旧名称でした。画面共有する場合は、その場でリロードして現物を確認してください。
どこまでが確定で、どこからが推論かの線引きです。